受験とは言うが、何から始める?
まずは基礎。これは高校受験とか大学受験とか関係ないです。 これはよく言ってます。なぜか? 単純な話で忘れていることって意外と多いからです。 実際、一度読んだ本の内容ってちゃんと理解できていると思っていても読み返してみると新しい発見があるわけじゃないですか? そう考えると覚えていると思っていても意外と覚えていないことはあるわけです。 数学とかだと解き方を知っていると思っていても、いざ計算しようとしたらあれ?ここどうしてたっけ?なんてこともあります。 大事なのは面倒がらずにやっていくこと。 そんなこと知ってると言われそうですが、じゃあなんでわざわざこんなこと書くのか? 多いのは受験に備えて~なんて話を始めると難しい問題集を買ってきて難しい問題を解こうとする子が意外と多いからです。 じゃあ簡単な問題集をやれというのかと言われそうですが、そうではありません。 受験用の基礎の問題集からまず始めるべきであると考えています。 受験は極端な話をすると制限時間内に問題を解き、多くの点数を取っていった人間から合格を与え、それが定員を超えると不合格を与えられるシステムです。 ただ、問題の中には時間がかかる問題もありますし、時間がかからない問題もあります。どちらを優先すべきかと問われれば間違いなく、後者の時間がかからない問題です。同じ時間かけたとしてもより多くの問題を解くことができ、点数になりやすいからです。 また、合格、不合格を決めるのは、点数の相対評価です。つまり、何点取れたのかが合否を分けるのではなく、全体で上から数えて何番以内に入れたのかが大事だからです。 そう考えると他の子が解けている問題をミスしてしまうということは、差をつけられることになります。一方、他の子が解けない問題が解けるということは、差をつけることが出来ます。 出来る子が多い基礎的な問題の配点は受験では高めに設定されていることが多いです。なので、基礎的な問題を解けるようにしっかりと準備していったほうがいいと考えています。 じゃあ基礎的な問題だけやればいいのかと言われるとそうではありません。応用問題が解けないと相手と差を広げることが出来ないからです。 大事なのは基礎的な入試問題を確実に解け、なおかつ応用問題も解ける状態を目指すことです。 特に子供はやりたくない問題や苦手な問題を避ける傾向があります。当然と言えば当然かもし...