模試の見直しは本当に出来ていますか?

夏休みが終わりました。夏休み中にも模試はあったと思います。模試が終わったら、必ず模試の見直しをしましょうと言われると思います。


さて、皆さん、模試の見直しは本当にできていますか?


忘れられていることが多いですが、受験は相対評価です。AさんとBさんの二人がいるとします。この二人を評価する際に、二人に同じ問題を解かせます。このとき、その出来を評価する方法としては、2つのパターンがあります。

一つ目は、予め合格点を設定しておき、その点数を超えたかどうかで判断する絶対評価、二人の点数を比較評価し、どちらの点数が高かったのかを評価するのが相対評価です。

受験では、相対評価を用いられます。同じテストを受け、その点数を比べることで合格者を選ぶわけです。

受験においては点数が高いことが大事。

しかし、条件が変わると点数の価値は変わってきます。

平均点が80点の際の60点。

平均点が40点の際の60点。

同じ60点ですが、その点数の価値はまったく違いますよね?

実は、何点あったかは実はそこまで大事ではなく、他より高いかどうかが大事なのです。


大事なのは、模試の成績に一喜一憂するのではなく、どの問題が解けて、どの問題が解けていなかったのかを把握することです。

今まで解けていなかった問題が解けたことは喜ぶべきだし、解けなかった問題があったなら、次までの課題とし、その対策を講じればいいのです。

この一連の作業を「模試の見直し」といいます。


さて、皆さん、模試の見直しは本当に出来ていますか?

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