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共通テストのテキスト

 河合塾さんの共通テスト総合問題集が発売されてました。 去年の模試が3回分、試行調査1回分、去年の問題1回分の計5回分。 まぁ実質、3回分。 去年よりはいいかな、それでも少ない気もしますが。 でも、去年の模試の問題の出来が良かったと記憶していたので、とりあえず購入。 他のテキストも買う予定なので、比較検討したい子もいると思うので行ってもらえたらお貸しします。 気に入ったのがあったら、自分で早めに買ったほうがいいですよ? 去年は人気のあったとこのテキストは早々に売り切れてましたから。 あとやっぱりマークしながら解く練習しないと時間配分をミスすることもあるので、テキスト買ったほうがいいかと。 青山塾 www.aoyamajyuku.net

2025年の共通テストについて

 2025年の共通テストから本来なら英語民間試験と記述式導入の予定でした。ちょうど今年の中3からですね。 ところがですね、共通テストへの英語民間試験と記述式導入は断念したようです。 NHKの速報が出てました。https://www3.nhk.or.jp/news/html/20210622/k10013097081000.html 英語民間試験は現在でも大学入試の二次試験で加点されたり、免除されたりすることもあるします。あとは推薦入試などの募集要項に入ってたりします。 また、私立大学は入学者の中で推薦の割合を増やすって言っているので、ここらへんを考えている人にとっては大事です。早めに準備しましょう。 記述式は関しては元々技術的に厳しい部分があったので、まぁ妥当でしょうね。 技術的に進んでAIを活用した採点の採点ミスが減ればいけるかも?ぐらい。 何年先だろう? でも、コロナ禍でAIの利活用は促進されてるでしょうし、意外と近いかも? 個人的には現状、 あんまりいいテキストがないので 共通テスト対策がしたいなら、中堅私立の過去問を解くほうがいいと思ってるので記述も練習しておいてほしいところ。

模試の感想

 高3の模試の話です。 以下は問題を見せてもらった個人的な感想になります。 こういう考えもあるのね、ぐらいに思ってもらえれば。 去年は共通テストに変わるというので問題は試行調査に寄せた問題になってました。 とは言っても、あんな問題の類題なんかすぐにはできないでしょうから、模試の問題は私立の過去問を流用しているんだろうなと思ってました。 具体的には明〇、同〇社、早〇田とかですかね。元々が穴埋め形式や選択肢形式だったので作り変えやすかったんでしょう。 今年も試行調査の問題を参考にする点は変わらない印象。 一部、私立医学部の過去問?だと思うのですが、記述式の問題を 無理やり 選択形式に変えて出してて感心しましたが。 ただ平均点は相当低そうなので、もうちょっと誘導つけてあげたほうがよかったのでは?と思ってしまう問題もありましたね。 気になる点があるとすると、去年って試行調査の問題と同じような問題が出るって予想されていたけど、結局違う問題が出ちゃったんですよね。 今年も予想と違う可能性は十分にあるんじゃない?とか思ってたりします。 特にクラスターが出て休校になってる高校増えてますしね。 去年みたいにテスト範囲配慮してねって文科省が言いそうな気がしてますが。 そうなると出る範囲変わるから、過去問と変わってしまって使えないとかありそうなんですよね・・・。 そういう細かいことはこっちが考えればいいので、生徒には目の前にある課題を確実に進めてほしいところ。 今の時期にしてほしいのは、以下の2点。 ・基礎的な知識の習得 数学ならなぜその公式が使えるのか、化学なら穴埋め問題を確実に解けるようにする。 ・長い問題文をちゃんと読むこと 共通テストになってから文字数が増えてるので、問題文読んで条件整理って結構なれないと難しいのです。 夏に大学の過去問解きたいとかって思っても、上記のことが出来てないと中々進められないので。 青山塾 www.aoyamajyuku.net

確立と場合の数

 確率が分からないと言ってくる生徒は多い。 教科書ぐらいのレベルは解けるけど、それが入試レベルになるとまったく解けなくなる。 理由は色々あると思うんですよね。 確率じゃなくて場合の数がそもそも分かってない。 どの公式を使うかを考える癖がついていて問題文を読む癖がついてない。 nとかkが出てくるときの考え方が分からない。 などなど・・・ 実際の授業だと一個一個考えられる可能性を確認していきます。 別に特殊な作業とかはしない。 問題が解けないという結果が出たということはその原因があるはずなので、 なにがその原因になったのかを確認し、その原因を解決していく。 論理的思考を身につけるってそういうことなのでは? さて、今回は原因として最も多い場合の数がそもそも分かってないってどういうことなのかを考えていきましょう。 Q1.ABCDEと書かれた5枚のカードから3枚を選んで並べるときの並べ方は何通りあるか? Q2.ABCDEと書かれた5枚のカードから3枚を選ぶ時の選び方は何通りあるか? このタイプの問題を解くときによくテキストや教科書で書かれる答えとして多いのは、 Q1は並べ方なのでPの公式を使います。 5 P 3 =5×4×3=60通り Q2は選び方なのでCの公式を使います。 5 C 3 =(5×4×3)÷(3×2×1)=10通り とだけ書かれているパターンですかね。 ここで大事なのはなんで選ぶときは3×2×1で割るのか? それはPは選んで並べるがCは選ぶだけで並べ方は考えなくていいから 。 選んで並べるというQ1の考え方では、1枚目の選び方はABCDEの5枚の中から1枚を選ぶので5通り、2枚目は一枚減って4枚の中から1枚を選ぶので4通り、3枚目はさらに一枚減って3枚の中から1枚を選ぶので3通りとなるので、5×4×3=60通り 次にQ2の考え方です。例えば3枚選んできたときAとBとCを選んだとしましょう。その並べ方は以下のようになります。 ABC ACB BAC BCA CAB CBA Q1はこれら6パターンはすべて異なるパターンだと考えています。ところがQ2は選んだ順番は違うが結局、AとBとCを選んだんだからこれら6パターンは同じ1パターンだと考えられます。 つまり、3つの文字を選ぶ際は並べ方を考えたときと異なり、6パターンの並べ方は考えなくていいということになります...