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化学の考え方

最初、物質量の計算問題の質問があまりに多かったのでその考え方を書こうと思ったんですが、色々考えてるうちにちゃんと化学の考え方から書いたほうがいいかなと思ったので先にそっちを書きます。 高校内容の化学における計算では一部の例外を除き、基本的に比の関係が成り立ちます。 でも、現実では常に比の関係が成り立つとは限りません。 これはその先の大学や社会に出てからを見据えていると考えられます。 つまり、大学や社会に出て発展させた内容を理解するための基礎を高校内容で作っていると考えられます。 なので、高校内容の化学で重要視されていることは以下の2つ。 ①化学のルールを覚えること ②比を利用した計算や公式を用いた特殊な計算の仕方 まず何より①が優先です。 ルールを覚えてないのにスポーツできないですよね? それと同じで化学のルールを覚えることが優先されます。 これは理想論。 実際に多いのは化学は嫌いだけど、単位もらって卒業したいし、行きたい大学の受験にも使うのでやらないといけないのでやるって子が多いと思うんですよね。 なので、次で物質量の計算方法だけをまとめます。 青山塾 www.aoyamajyuku.net

物質量の計算の考え方

物質量の問題を考える際に大事なのは、比の関係を見つけて式を立てれるかどうか。  物質量1molのときの質量(g)、原子・分子の数(個)、気体の体積(L)が決まっています。 1molのときの質量のことを原子量、分子量、式量と言います。 1molのときの原子・分子の数をアボガドロ定数(6.0×10の23乗)と言います。 原子・分子の数は無単位と言って単位は書かないことになっています。ただ、実際は問題に出るときは原子の数は何個ですか?と聞かれますので個という風に認識しておきましょう。なので、1molのときの原子・分子の数は種類は問わずに6.0×10の23乗個になります。 1molのときの気体の体積は、22.4Lになります。ただし、これは標準状態の場合だけになります。ほとんどの問題では標準状態のときしか出ないので、気にせずに気体のときは22.4Lが使えます。あと個体や液体のときは体積を使って比の関係は作れません。別の単位に直す必要があります。 では、例題にいきましょう。 1.酸素O 2 が8gあるとき、この物質量は何molか?原子量はO=16とする。 O=16よりO 2 =32となるので、O 2 は32(g)のとき1(mol)となる。8(g)のときの物質量をa(mol)とすると、 32:1=8:a 32×a=1×8 a=8÷32=0.25 よって、 0.25(mol)  2.標準状態において酸素O 2 が5.6L あるとき、この物質量は何molか? 酸素は標準状態では気体になります。 こういう問題の場合は□ 2 となっていて端子がLになっていれば気体で考えて問題ないです。 理系の子は無機をやると何が気体なのかを学ぶのでここは計算の練習と割り切っていいです。 気体は1(mol)のとき22.4(L)なので、5.6(L)のときはc(mol)とすると 1:22.4=c:5.6 22.4×c=1×5.6 c=5.6÷22.4=0.25(mol) よって、0.25(mol) 3.酸素O 2 が2molあるとき、酸素分子は何個か? 1(mol)のとき酸素分子は6.0×10の23乗(個)となるので、2(mol)のときの酸素分子をb(個)とすると、 1:6.0×10の23乗=2:b b=2×6.0×10の23乗=12×10の23乗=1.2×10×10の23乗=1.2×10の...

共通テストのテキスト2(駿台とZ会)

 とりあえず売っていたので駿台とZ会を購入。 Z会はまだ数学ⅠAとⅡBが発売されてなかったので、買えず。 今月か来月ぐらいに入荷予定いつになるか不明とのことでした。 気を付けないといけないのは、 公立校は化学の範囲がまだ終わっていないので、終わらせてからやるように。 一方で、数学ⅠAやⅡBなんかは範囲が終わっていると思うので、演習ができると思います。 中身について どちらもオリジナルの問題が5回分。 ざっと見た感じ、駿台よりZ会のほうが難しい。 Z会は問題がマニアック。 これ、有名私立大の入試ですか?それとも国公立大の二次用?みたいな問題も散見されます。 中には よくこのタイプの問題を共通テスト形式にしたな、すげえな って思わず関心してしまうものもあります。 すぐにでも共通テスト形式の問題演習がしたい!というなら駿台かと。 レベルが昔の河合塾みたいで使いやすそうなんですよね。 これである程度共通テスト形式に慣れて、それでももっと演習がしたいというならZ会を追加でやるのでもいいんじゃないでしょうか? 逆に言うと難関大目指す子ならZ会から始めるのでもいいかと。 そういう子なら今は二次向けの対策をして、共通テスト近くなってから追い込むと思うので、その頃には共通テストの形式にも慣れているでしょう。 そういう子は共通テスト絶対9割ほしいという子も多いでしょう。 そういう場合は難易度の高いZ会でいいかと。 ただ、現実的な話、全員が9割いるかというとそんなことはないと思うので。 問題に慣れるため、共通テストで7割ほしいとかなら駿台でもいいかと。 まとめ 駿台は難易度がほどほどなんで使いやすい。 Z会はマニアックな問題の演習ができる。 河合塾?・・・ 来年は問題が5回分がつくんですかね? あとZ会は販売している本屋が少ないので、ご注意ください。 青山塾 www.aoyamajyuku.net